昨日「情熱大陸」にアンガールズの田中卓志さんが出ていました。
キモカワイイと人気を博したアンガールズさんも今やすっかりベテランなんですね。
番組の収録に田中さんがいると上手くいくみたいなことを何かの番組で観たような。。。
流石です。
そんな田中さん、今年で49歳。
キモカワイイを超えて、最近のテレビでは「怖がられている姿」?
というより「怖がらせている姿」をよく目にします。
悲鳴を上げられれば上げられるほど活き活きして見えます。
オフショットは手足の長い、理系の知的なおじさんに見えるのに。。。
番組の中で、アンガールズの主催ライブも追っていました。
コンビで、ライブ後の打ち上げをどうするか相談している姿、人間らしさ全開です。
ふたりが大学時代のサークル仲間だったんだなーと感じさせてくれるワンシーンで、
ベテランなのに、後輩に妙な気を遣ってしまう不器用な感じが、なんともいいです!
結局、いわゆる出来る後輩のスマートなお誘いで、おじさんたちは打ち上げに行くことに。
ちょっと嬉しそうな田中さん。
田中さんは、時間があれば、広島の実家に顔を出すとのこと。
番組内でも、実家での田中さんを見ることができました。
お父さんとお兄さんと3人でお鍋をつつく姿。
穏やかそうなお父さんと、見るからに陽キャラのお兄さん。
男3人、ちょっとキャッキャしちゃってる感が和みます。
見ているこちらもあたたかい気持ちにさせられたのは事実なのですが。。。
明るい雰囲気のお兄さんを見て、「あれ、田中さんのお兄さんって!」っと、
昔テレビで田中さんが話していた、お兄さんにまつわるゾッとする話を思い出してしまいました。
その話は、田中さんの話術もあいまって、私の脳裏に映像が浮かびあがり、
まんまとゾっとしたのを覚えています。
当時、田中さんは小学3年生。広島県のかなり田舎の山頂に住んでいたらしく、
小学校へは徒歩で片道2時間。
流石に遠すぎるということもあり、山道では近所の友達のお父さんやお母さんなどが車で通りかかると、「乗っていきな!」と家まで送ってくれるのが普通の事だったそうです。
ある日、田中さんは、番組内で一緒にお鍋を食べていたお兄さん(当時小学5年生)と
どっちが先に家に着くかを競争しながら、山道を帰っていました。
途中、お兄さんがトイレにいったので、「今のうちに差をつけてやろう」とダッシュをしていると、
後ろから車がやって来て、その助手席にはなぜかお兄さんの姿。
お兄さんは、「バイバーイ!」と手を振って、颯爽と通り過ぎていったそうです。
近所の人の車に乗るのは、いつもの風景。
ただただ、「あー、負けたー」と悔しい気持ちで家に向かったそうです。
しかし、家に着いてもお兄さんの姿は見当たらない。
すると突然、遠くからクラクションを押しっぱなしのような、「ブーーーー」というけたたましい音がなり続けたそうです。
それから15分くらいすると、田中さんのおばあちゃんが、血だらけのお兄さんを背負って家に帰ってきたそうです。
おばあちゃんの話によると、
畑で作業をしてたら突然、車がガードレールを突き破って落ちてきた。
急いで近くへ行ってみると、そこに血だらけの孫(お兄さん)が倒れていたので、急いで担いで連れて帰ってきたとのこと。
すぐに救急車を呼んで、怪我は幸い大事に至らず。
運転していた男性も命に別状はなかったそうです。
お兄さんの話によると、
山道で車が止まり、「乗って行きな」と声をかけられた。
知らないおじさんだったけれど、
良い人そうだったので、いつもの感じで乗ってしまった。
道中、会話も盛り上がり楽しく過ごしていたものの、「ここで降ります」と言った途端、
おじさんは無言になり、急に車のスピードを上げたそうなのです。
そのおじさんの目的は、誘拐して自〇の道連れにしようとしたのではないかと。。。
詳しくはわっかっていないようでした。
ただただ、田中さんは、あの時のお兄さんの「バイバイ」が本当のバイバイにならなくてよかったという、そんな話でした。
結果、今回の番組を通して、49歳の田中さんが、2つ上のそのお兄さんと実家でお鍋を食べている画を見れて、改めて無事でよかったなーと嬉しい気持ちになったという。。。なんか変な感想に。。。
とにかく、実家でのお鍋のシーンはいい感じでした!
広島大学で建築を学んでいた田中さん、最近、建築の勉強を再開したということで、
番組はエンディングへ。
移動は地下鉄やレンタルバイク。ココイチのカレーも美味しくいただき、
主催ライブなのに後輩の言葉で打ち上げに行く感じなんて、なんとも自然体で魅力的な、
田中卓志さんの「情熱大陸」でした~。