今日は朝から、R-1決勝進出を果たしたチャンス大城さんを地上波で観れるんです。
最高です!
昨今、キラキラした世界から、闇を晒され転落する人がスタンダードになりつつありますが、
その真逆を行く、マントル芸人・チャンス大城さんが地下から地上に現れます!
チャンス大城さん著書「僕の心臓は右にある」

地下芸人、マントル芸人などといわれるチャンス大城さん。
チャンス大城さんが書いた「僕の心臓は右にある」は間違いなく、学校の教科書になってもいいような内容の一冊です。
私は、チャンスさんと同世代ですが、この本の幼少期の話は「たけしくん、ハイ!」の時代だっけ?
と思ってしまうような、古の風景が目に浮かびます。
この本、チャンスさんの文章表現がすばらしいので、是非読んでください!
あまりにも有名な「山に埋められた話」
この本で、チャンスさんの人生を幼少期からさかのぼった上で、有名な「山に埋められた話」の箇所を読むと、あまりにもリアルでゾッとしてしまいます。「生きていてくれてありがとー」と叫びたい思いいになります。きっとチャンスさんが生きていてくれて本当にありがとう!と言いたいのは、山に埋めた人たちなのではないでしょうか。取り返しのつかないことにならずに済んだのだから。。。
今だったら「PTSD」という単語につながる出来事ですが、それを全国放送の「すべらない話」で、話術だけで笑いにかえたチャンスさん。本当にヒーローの中のヒーローです!
このチャンスさんを、土曜の朝に地上波でみれる世の中は、まだまだ大丈夫と思えます。
そして、もう一人のヒーローは、間違いなくこの和尚さん!
「おまえ、酒やめろ!」千原靖賢和尚より
現在、天台宗の僧侶となられた千原靖賢和尚。
千原兄弟のお兄ちゃん、千原せいじさんです。
チャンスさんとせいじさんは、大阪NSC8期で同期。
もともとチャンスさんは、超お笑いエリートで、14歳でダウンタウンの番組「4時ですよ~だ」の「かかってきなさい!」という素人参加コーナーで優勝しています。
そして中学を卒業しNSCへ。
千原兄弟、バッファロー吾郎、 FUJIWARAなど、そうそうたるメンバーと同期にあたるのです。
その後、一旦NSCを去りますが、当時14歳のチャンスさんはネタとネタをつなぐ伝説のブリッジ「オッヒョッヒョ」を生み出します。
そんな大城少年は、「オッヒョッヒョ」によって、同期のお兄さんたちを魅了していたようです。
そして、恐ろしく長い年月を経て、チャンスさんは東京でせいじさんに再会する機会に恵まれます。
同期と言われてもピンとこないせいじさん。
そりゃそうですよねー。14歳のオッヒョッヒョ少年と、その当時38歳の地下芸人・チャンス大城は、きっと、かなりかけ離れていたことでしょう。
しかし、せいじさんの前で渾身の「オッヒョッヒョ」を披露すると、
「あーーーおまえ、あのオッヒョッヒョやないかーい」と、ふたりの中もつないでくれたとか。
伝説のブリッジは良い仕事をしてくれます。
チャンスさんに幸運を引き寄せてくれたのは、自らがつくったネタ(ブリッジ)だなんて、
なんとも芸人さんらしいくてかっこいい逸話ですね。
そこから間もなく、「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」や「すべらない話」など、とんでもない変化の中にいたチャンスさんですが、お酒でやらかしてしまいます。。。
でもチャンスさんには、愛あるお兄ちゃんがいます。
千原兄弟さんのライブ「チハラトーク」の舞台で、せいじさんから、「おまえ、酒やめろ!」と
本気のお説教をいただくことになるのです。
400人のお客さんまる無視の本気のお説教。。。ありがたいですよね。
今現在も、チャンスさんはお酒は飲んでいないそうです。
チャンスさんは、内臓逆位という2万2000人に1人の割合でみられる状態でこの世に誕生しました。
今年50歳のチャンスさんは、控えめに言っても選ばれた存在です。
お酒を完全にやめて、余計なフィルターなしの、本来の生まれ持った「大城文章」の魂に戻ったわけですよ。
山に埋められた話でも分かるように、何か見えない存在に守られているチャンスさん。
かなり神秘的な存在なのかもしれません。
チャンス大城、霊感あり?
そしてとうとう今年2025年、ピン芸人・チャンス大城は、3月に行われるR-1グランプリの決勝にのこりました。
最近では、役者さんとしても活躍が目立ちます。
味のある演技、ギターの腕もプロ級。エンヤの歌も完璧で、口笛もお得意です。
とにかく才能豊かなチャンスさんですが、怪談もすごいんです!
チャンスさんの怖い話は、なかなか癖になります。
普段、明るく楽しいチャンスさんのイメージですが、「死神の話」は、チャンスさんの苦悩が凝縮されていて、人間らしい一面がみれるお話です。
オススメです!