YuRiさんは念願の筆記試験をパスしますが、その後のLAPDからの連絡で。。。
「アメリカでの高校の単位がないため採用できない」
「アメリカでの高校の単位がないため採用できません。今から高校の単位を取らなければ不合格となります。」
そんなこと電話口で聞かされて。。。
さすがのYuRiさん、モチベーションを保てるんでしょうか?
英語・数学・理科・社会科の4科目を一からって。。。
1日、落ち込み、悩み、考えた結果、高校の単位取得を決意し、取得します!
またも困難を乗り越え、さらに面接、体力試験、ウソ発見器、精神分析、健康診断を突破し、
YuRiさんは合格を勝ち取ります。
まったく小学生の教科書になるレベルのお話ですが、ここからもまだまだ先は長いのです。
YuRiさんの自著「実録LA初日本人女性警察官 諦めなければ道が開く!卒業率30%の警察学校編」へと続きます。
Black Line
警察学校の初日の事をブラックラインと呼ぶそうです。
地獄のような響きは、映画「ポリスアカデミー」とは真逆な印象ですが。。。
実際に卒業して、警察官の道に入れる確率は30%ほどとのこと。
YuRiさんのクラスは、60人(男性54人、女性6人)
平均年齢24歳くらいで、YuRiさんは最年長34歳 唯一の日本人女性で2児のお母さん。
軍隊上がりのような20代の男子も去っていくなか、結果、警察官になっているYuRiさんって
すべてを兼ね備えた超人なのでしょうか?
YuRiさんの強さとは、一貫して自分の選択を信じて疑わない姿勢だと思います。
すなわち、自分を信じる心が最強なのだと。
警察学校での厳しい訓練やテストなど、胸がいたくなるような過酷な状況が描かれています。
でも、そんな中だからこそのクラスメイトの仲間意識も感じられて、心温まる部分にほっこりさせられる内容でした。
とても貴重な、厳しくても宝物のような時間を警察官として過ごされたYuRiさんが
今後の計画をご自身のチャンネルで話していました。
弁護士を目指す
今後のYuRiさんは、法律を盾に戦える弁護士を目指すといいます。
警察官を経験したからこそ見えてくる問題や、YuRiさんが常に問題視している「〇身〇買」についてなど。。。すでにビジョンは明確なのだろうと思います。
法律を学び、確固たる影響力もプラスして、未来を良くするために弁護士になる。
しかも弁護士になってから、さらに検察官、そして裁判官になるまでを視野にいれています。
YuRiさんのすごいところは、それを公言し、その過程を見ていてほしいと言えるところだと思います。途中投げ出したくなる時もあるかもしれないけれど、それも含めて見てほしいと。
そしてある意味その姿を自ら晒すことで、年齢などを理由に夢をあきらめている人や、子育て中の女性などにも勇気をシェアしたいとのことです。
YuRiさんには、新たに小さな赤ちゃんも誕生し、今度はベテランママとしての生活も始まっているようです。
腕の中の赤ちゃんの将来を考えると、世の中を良くしたい思いにも力がやどります。
生まれて間もない赤ちゃんの未来と、YuRiさんの新たなキャリアへの計画は、しっかりリンクしているように感じます。そんなお母さんの姿を見ながら成長する赤ちゃんの存在こそ、明るい未来なのかもしれません。
2022年に出版された「実録LA初日本人女性警察官(前編・後編)」を今読んでみて
YuRiさんが警察官をやめる今、この「実録LA初日本人女性警察官」を読んでいると、
大学時代にバレエで得た達成感や、本当にロサンゼルスで警察官になったという事実の延長線上には、当然のように、法律家としてキャリアをスタートさせているYuRiさんの姿が浮かんでいます。
結論として、YuRiさんの強さは、「絶対にあきらめない精神」と「自分を信じて疑わない心」なのではないかと感じました。
まっすぐで愛情深い、最強の弁護士さんの誕生が本当に楽しみです!
こちらの本是非読んでみてください。
実録LA初 日本人女性警察官 (全2巻)