我が家には、シニアの保護猫が2匹います。
以前いた猫が20歳と長生きしてくれたこともあり、赤ちゃんにこだわらなくても、
楽しい時間をたくさん過ごせる自信があったため、シニア猫を迎えました。
のんびり日向ぼっこをする姿には、なんとも言えない幸せをもらっています。
保護猫を迎えたいけど、里親審査がどうしても不安。
審査基準や準備が整っていないと感じるあなたへ。
必要な条件や準備を知らないままだと、せっかくのチャンスを逃すことに。。。
この記事では、里親審査を通過するために知っておくべき5つの重要なステップと、審査に通るためのポイントを詳しく解説します。
審査基準を理解し、必要な準備をしっかり整えることで、あなたも素晴らしい保護猫との生活を始めることができます!
私は、「保護猫を迎え入れたい!」という気持ちを心から応援します。
是非、この記事を参考に、里親審査に通過してください!
保護猫の里親審査とは?
里親になるための第一歩
保護猫を迎え入れるためには、必ず里親審査を通過しなければなりません。この審査は、保護団体が猫の健康や安全、そして新しい家の環境が適しているかを確認する大切なプロセスです。しかし、多くの人がその審査内容や基準に不安を感じています。どんな準備が必要なのか、どのように審査をクリアすればよいのか、その詳細を理解しておくことが、里親審査を通過するための第一歩です。
この記事では、里親審査の流れや必要な条件を解説し、審査に合格するために準備すべきことを紹介します。
里親審査の流れと条件
1. 里親審査の基本的な流れ
保護猫の里親審査は、通常、以下のステップで進行します。
ステップ1: 里親申し込み
最初に、保護団体に申し込みをします。申し込みには、個人情報や飼育環境、希望する猫の特徴などを記入した申込書を提出します。
ステップ2: 審査の実施
申し込み後、団体側が審査を行います。審査では、家族構成や住居状況、猫の飼育経験の有無、日常生活の様子などが評価されます。また、飼育予定の猫の性格や必要なケアに合った環境が整っているかも重要なポイントです。
ステップ3: 面談
審査を通過した場合、面談が行われます。面談では、保護団体のスタッフとどのように猫を飼育するつもりかを話し合います。面談は、実際に猫と過ごすための心構えや準備ができているか確認するための大切なステップです。
ステップ4: トライアルから里親契約の締結
面談を経て、審査が無事通過した場合、トライアルという流れになるのが一般的です。
トライアルの間に、少しでも気になることがあれば、どんな些細なことでも施設も方にご相談ください。先住猫、または先住犬との様子もよく観察してください。
見切り発車で、里親契約を結んでしまい、「やっぱり返します。」では、猫ちゃんのストレスが爆上がりです。問題がなければ、里親契約を結びます。契約後、保護猫があなたの家に迎えられます。
2. 里親審査に必要な条件とは?
里親審査では、以下のような条件が求められます。
条件1: 安定した生活基盤
里親として猫を迎えるためには、安定した生活基盤が必要です。具体的には、家族構成や住居の状況(ペットが飼える環境かどうか)が審査されます。マンションやアパートに住んでいる場合は、ペット可の物件であることが必須となります。
条件2: 猫の飼育に必要な知識と経験
里親審査では、猫を飼うための基本的な知識が求められます。特に、猫の健康管理や食事、トイレ、社会化に関する知識が重要です。もし初めて猫を飼う場合でも、しっかりと準備をしていることを示すことが大切です。
条件3: 責任感と猫の福祉への理解
保護猫を迎える際には、猫の一生を通じて面倒を見る責任を持つことが求められます。また、猫の福祉を最優先に考え、猫が快適で安全に過ごせる環境を提供することが重要です。
条件4: 長期的な飼育計画
里親審査では、猫を迎え入れた後の生活が見込まれます。急な転勤や引っ越し、猫を飼うことが難しくなるような状況に対して、予め計画を立てていることが評価されます。
里親審査に通るためのコツとアドバイス
1. 審査を通過するための準備
里親審査に通るためには、事前の準備が欠かせません。以下のポイントに注力しましょう。
ポイント1: 家庭環境を整える
猫を迎えるためには、家庭環境が整っていることが最も重要です。猫が安全に過ごせる場所を確保し、家の中の危険な場所を排除しておく必要があります。
ポイント2: 飼育に必要な物を準備する
猫のためのベッド、トイレ、食器、爪研ぎなど、必要な飼育用品を揃えておきましょう。準備が整っていることで、保護団体に対して真剣に猫を迎える気持ちが伝わります。
ポイント3: 経験を積んでおく
初めて猫を飼う場合、動物病院の見学や猫を飼っている人との交流を通じて、猫に関する知識を深めておきましょう。事前に猫の基本的な世話やしつけについて学んでおくことが大切です。
2. よくある不合格理由と回避方法
里親審査に落ちる原因には、いくつかの共通点があります。以下の点を注意しましょう。
理由1: 飼育環境が不適切
猫にとって安全で快適な生活環境が整っていない場合、審査に落ちる可能性があります。事前に家の中をチェックし、猫が快適に過ごせるスペースを確保しましょう。
理由2: 経験不足や準備不足
猫を飼う経験がない場合でも、しっかりと準備していることを示せると合格しやすくなります。事前に知識を身につけ、準備物を整えておきましょう。
理由3: 責任感の不足
猫を飼うには長期的な責任が伴います。面接時にその点が不安視されると、審査に落ちることがあります。審査時には、自分の責任感をしっかり伝えましょう。
保護猫を迎えるために必要な準備
猫を飼うためには、物理的な準備と精神的な準備の両方が必要です。まずは、猫が安全で快適に過ごせるための環境を整えましょう。具体的には、猫用のベッドやトイレ、食器などを揃え、家の中に猫が事故を起こしにくい場所を作ります。
保護猫の引き取り費用
保護猫を引き取る際には、どの程度の費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。里親審査を通過した後、保護猫を迎えるためにはいくつかの費用が発生します。具体的には以下のような費用がかかります。
引き取り費用
保護猫の引き取りには、譲渡費用がかかることが一般的です。譲渡費用は、保護団体が猫の医療費や保護活動費用を賄うために必要な金額で、通常は1万円〜3万円程度です。この費用に含まれることが多いのは、ワクチン接種、去勢・避妊手術、健康チェック、駆虫薬などの基本的な医療処置です。
医療費
一部の保護団体では、猫の医療費が譲渡費用に含まれていない場合もあります。そのため、引き取った後に猫が病気や怪我をしている場合、医療費が別途かかることを予想しておく必要があります。猫の健康状態を事前に確認し、万が一のための準備もしておきましょう。
輸送費(必要な場合)
もし保護猫が遠方にいる場合、猫を引き取るために交通費や輸送費がかかる場合もあります。これらの費用が譲渡費用に含まれていないこともあるため、事前に確認しておくことが重要です。
飼育にかかる費用
猫を迎えた後、毎月の餌代やトイレ砂代、猫用のおもちゃやベッドなどが必要です。これらの飼育にかかる費用は、猫の種類や健康状態にもよりますが、1ヶ月におおよそ1,000円〜5,000円程度かかることがあります。
里親審査を通過して素晴らしい猫との出会い
里親審査を通過するためには、しっかりとした準備と猫を迎えるための覚悟が求められます。
この記事で紹介したように、審査の流れや準備、必要な条件を理解し、実践していけば、あなたも素晴らしい猫との出会いを果たすことができます。
この記事では平均的な審査についてお伝えしております。
それぞれの保護施設によって、大事にしていることが異なることも事実です。
よって、万が一審査に通ることができなかった場合でも、あきらめないで下さい。
我が家も、最初の施設では通らず、2件目で、夢のようなご縁をいただくことができました。
最後にお願いです

最近、高齢の飼い主さんの介護施設入居や入院等により、長年ともに過ごしたシニア猫を手放される話をよく耳にします。
そして10歳を超えるシニア猫の譲渡先はほぼ決まらないのが現実です。
日本も高齢化社会が進んで、動物たちにもそのしわ寄せがきていると言えます。
子猫から、自分好みの名前を付けて、長く一緒に。。。それだけではない、新しいペットとの付き合い方も作り出していってほしいと思っています。
シニア猫の魅力はたくさんあります。「なんでササミしか食べないの?」とか「異常にお風呂好きだねー」など、私の知らない歴史が見えた時など、なんとも愛おしくなってしまいます。
また、長く生きたゆえの、穏やかさや図太さなんかも魅力ですし、しつけも完璧で手がかからないってことも多いです。あくまでも猫それぞれではありますが、最初からシニアだからと除外せずに触れ合ってみてほしいです。
私たち人間も自分たちの健康寿命とペットの年齢を照らし合わせながら、最後まで見届ける覚悟で、新しい家族を選んでいただければと願ってやみません。
里親としての第一歩を踏み出すために、この記事を参考にして準備を整え、心から愛情を注ぐ新しい家族との生活を楽しんでください。