アメリカ・ロサンゼルス警察官YuRiさんの本当の強さとは?

ロサンゼルス警察官YuRiさんとは?

アメリカではトランプ大統領の就任式も無事おわり新しいスタートが切られました。
そんな中、天職である警察官の仕事を泣く泣く辞職する「LA初日本人女性警察官YuRiさん」の新しい挑戦にも勢いがあります。

まずは「実録LA初日本人女性警察官」(前編・後編)を読んでみました。

キャッチーなタイトルで、まずはアジア系の小柄な女性が警官として働くのって大変そうと思ってしまいます。
しかし読み進めると、人種とか性別だけではない、当時のYuRiさんの状況で、本当に「警察官」になってしまうことが、タフすぎるお話なのです。

日本の高校を卒業して渡米

YuRiさんは日本で高校を卒業するとカリフォルニア州へ渡ります。その後大学ではパフォーミングアーツを専攻。そこでのバレエの話がとても印象的で、その後のYuRiさんを作った絶対的な成功体験なのではないかと思いました。

バレエの世界は、一般人にとっては「都市伝説?」と思えるような独特な世界と感じます。
渡米後、18歳からバレエを始めたYuRiさんが、結果3歳からバレエ漬けのライバルたちを押さえて、希望の舞台に立てたことは間違いなく映画や漫画になるレベルの話です。

ダンスの素人からみても、18歳からであれば空気を読んで、ほかのダンスのジャンルに自分の気持ちを持っていくと思いますが、YuRiさんはバレエが好きだったのです。そこに嘘をつくという発想はなかったんだと思います。

YuRiさんにとっては、他の人が3歳からバレエを練習したのなら、3歳からの練習量を18歳からこなせばいいだけという発想なんです。かっこよすぎる!

常に「出来ない理由」を探して、それが見つかるとなぜかほっとしてしまう私は、ここで活を入れられた気分です。

このバレエの成功体験はさらにパワーアップしていきます。

30歳をすぎ「警察官」を目指す

その後、紆余曲折あり、

30歳を過ぎたシングルマザーのYuRiさんは警官になることを決意します。

ロサンゼルスに住むYuRiさんは、そうと決めたら「LAPD」へ電話です。

LAPDといえばロサンゼルス市警察、映画「Training Day」や「End of Watch」の世界です。

大好きな映画だけど。。。そこで働くって!

警官になると決めて最初のアクションは、「市民権を取ってから!」との返答で終わります。

そこから目の前のタスクを一つ一つこなすYuRiさんの生活が始まります。

英語のネイティブではないYuRiさんは、日々ニュースや新聞、刑事ドラマを通して語彙を増やしていきます。筋トレ・脳トレ・銃トレ・護身術、そして法律の勉強など。

二人の子供達にたくさんの愛情をそそぎながら、目標に向かって突き進んでいきます。

半年ほどでなんとか市民権を取得、念願のLAPDへ願書を申請!
しかしながら筆記試験は通らず。

その後、何度も何度も挑戦するも、フルタイムの仕事と育児に追われるシングルマザーの前に、
LAPDの壁は高くそびえたちます。

さらに生活費を切り詰め、半年間受験勉強に専念する為の生活費を貯金。

期限付きで勉強に集中するものの合格できない日々が続きます。

ここで私なら、これは他に目を向けろってこと?と楽な道を選んでしまいそうですが。。。

もちろんYuRiさんは違います。

「失敗を繰り返した数だけ絶対に少しずつ目標に近づいている!」

試験に落ちればおちるほど成功に近づいているんだと、とらえているのです。

この考えって最強ですよね。

期限の半年を過ぎてもあきらめないYuRiさんに、とうとう念願の筆記試験合格の連絡が入ります!

合格後、バックグラウンド調査がはじまると、YuRiさんにLAPDから一本の電話が入ります。

「あなたはアメリカでの高校の単位がないため採用することはできません」って。。。

これって。。。あなたならどうしますか?
なんだか苦しくなってきたので、今日はここまでにします。

次回に続く。。。

coco

読んでいただきありがとうございました!

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