「ままかり」って、名前の由来は有名ですよねー。
でも、私はその実態をよくわかっていませんでした。
以前、岡山の知人が帰郷する際に、「ままかり買ってきて!」とお願いしてみたところ、
「ままかりの何?」っと聞かれてしまい、少し驚いたのを覚えています。
なぜなら、江戸っ子の私の頭にはコハダの酢漬けのようなものしか浮かんでおらず。。。
えっ? まさか魚の名前をさすの? でも調理前の青魚がご飯を借りたくなるほど美味しいものの代名詞って。。。いまいちピンときません。
そこで、岡山県の名物「ままかり」を少し調べてみたいと思います。
きっと、これから始まる暑い夏、あのさっぱりしつつも栄養満点な「ままかり」は、夏バテ予防に大いに役立ってくれること間違いありません!
ままかりとは?まずは基本をおさえよう

ままかりは、岡山を代表する魚料理で、名前の由来や意味にも面白さがあります。
ままかりはサッパという小魚を使った料理で、「ご飯(まま)を借りたくなるほど美味しい」という意味から名付けられました。このユニークな名前の由来が、まず人の興味を引きます。
岡山県では昔から酢漬けや寿司にして食べられ、家庭でもよく登場します。観光客にも「名前の由来が面白い」と話題になることが多く、ガイドブックでも紹介されています。
ままかりの魅力①|クセのない美味しさと上品な味わい
ままかりは、青魚なのにクセが少なく、上品な味わいが魅力です。
酢との相性がよく、さっぱりとした味に仕上がるため、魚が苦手な人でも食べやすいのが特徴です。
骨もやわらかく、口に残りません。
ままかり寿司は、軽く締めた酢の酸味と魚の旨味が絶妙で、岡山の祭りや祝い事でもよく登場します。酢漬けにすると、日持ちもしてお土産にも向いています。
ままかりの魅力②|豊富な栄養で健康にも嬉しい!
ままかりは、美味しいだけでなく栄養面でも優れた健康食材です。
DHAやEPAといった、血液をサラサラにしてくれる成分を含んでおり、生活習慣病の予防にもつながります。
カルシウムも多く含まれているため、成長期の子どもや骨粗しょう症が気になる中高年にもおすすめ。しかも低カロリーなのでダイエット中でも安心です。
味だけじゃない、健康にも役立つ。
ままかりは毎日の食卓にも取り入れたい優秀な魚です。
ままかりの魅力③|郷土料理・文化としての価値
ままかりは岡山の食文化に根付いた郷土料理としての価値があります。
岡山では昔から家庭で当たり前のように食べられており、地元の人々にとっては「思い出の味」でもあります。
お正月にはおせちの一品として、またお祭りでは屋台でままかり寿司が売られていることもあるとか。
ままかりを通して岡山の人々の暮らしが垣間見えるのです。
ままかりは単なる料理ではなく、地域の文化そのもの。
岡山を深く知るなら、ままかりを外すことはできません。
ままかりの楽しみ方|料理例とおすすめの食べ方
ままかりは、寿司や酢漬け以外にも幅広い食べ方があります。
味がシンプルなので、和風から洋風までさまざまな料理にアレンジ可能です。酒のつまみとしても優秀です。
サラダに加えたり、ちらし寿司の具にしたり、クラッカーにのせて前菜風にしたり。岡山の飲食店では、創作ままかり料理も増えています。また、瓶詰めや缶詰のままかりは通販でも手に入り、手軽に楽しめます。
くせがないだけに、ままかりはアイデア次第で無限に楽しめる万能食材。
各家庭ごとの楽しみ方はたくさんあると思われます。
まとめ|ままかりは「地味だけど奥深い」ごちそう
ままかりは、見た目は地味でも、味・栄養・文化と三拍子そろった魅力的なごちそうです。
知らなければ通り過ぎてしまうかもしれませんが、知れば知るほど味わい深く、誰かに話したくなるような食材です。
旅先で食べても良し、お土産にしても喜ばれ、自宅でも手軽に楽しめる。
そんな万能選手が「ままかり」なのです。
アンテナショップでも探してみたいと思います。